A 石階せきかいを上のぼらんとしてわれは少しく躊躇(➿)せざるを得(🕠)ざ(🐊)りき。顧(💮)れば、われは身(✔)に一(🕤)枚の藺席ござを纏(😋)ひ、(📙)しほ(👪)たれた(🔓)る白地の(📛)浴衣ゆか(💄)た(🛵)を(🍄)着、脚に(📌)は脚絆き(🚈)やはんも(🕓)穿うがたず(🎋)、頭(🍗)かし(🔞)ら(💭)に(😴)は帽子をも戴(🕳)かず、背には下(🛤)婢げ(🧦)ぢよ(📵)の宿下(🌟)りとも(🐎)言ひつ(🚌)べき丸き一箇(🍔)ひとつの風呂(👳)敷包を(🎱)十文字に(🏣)背負ひて、その旅に窶やつ(🚫)れたるさまはさながらあはれなる(🤠)乞食ともまがふべ(🌎)きにあらずや。